長期的理念
「量子集積エレクトロニクス研究センター」は、量子力学的効果を利用する科学技術を通して、高度情報化社会と低環境負荷社会の実現に資する革新技術を創出し、各種共同研究の遂行により先端エレクトロニクス研究成果の産業界への移転に貢献します。
この設置理念に基づき、新しい半導体ナノ構造体の創出と新材料の物性・構造制御に関する学理を追求し、そのグリーンエネルギー創出および超低消費電力素子・集積回路への応用研究を行うことを目的とします。また、これらの主要研究項目に関する国際的研究活動を推進するとともに,次世代研究者への科学技術の継承に寄与します。
中期計画
本研究センターでは、低環境負荷分野、省エネルギー分野、量子集積エレクトロニクス分野の以下の項目について重点的に研究を行っています。
- 原子レベル制御結晶成長法および低エネルギーナノ加工法による半導体ナノ構造の形成・物性解明と高効率太陽電池・低消費電力集積回路応用に関する研究
- 新規ナノカーボン材料および新規磁性半導体材料の物性評価と低消費電力集積回路素子・超低損失高周波通信素子への応用に関する研究
- ナノレベル異種接合制御に基づく高性能ワイドギャップ半導体デバイスの実現と次世代省エネルギーパワー変換応用に関する研究
- 新しいアーキテクチャに立脚した超低消費電力集積回路のシステム設計と性能予測に関する研究